スクリプトエディタの使い方
入力補完機能
スクリプトエディタには入力補完機能があり、各クラスのクラスのメソッドと返り値等の情報が自動で出てきます。メソッド名は比較的一定のルールで分かりやすいので、一度書いた事があるメソッドならリファレンスを見なくても書き進めることが出来ます。SpreadsheetAppクラスには膨大な量のメソッドがありますが、入力補完機能でなんとか使いこなす事ができますね。
また、自作したスクリプトや他で共有サれているスクリプトを外部から読み込んだ場合でも、そのメソッドが出てくるので、入力間違いは極力避けることが出来ます。
スクリプトの実行
スクリプトを試験的に実行してみます。スクリプトを実行するには、エディタからメソッド名を指定して再生ボタン ▶ を押します。
最初に実行するときには作成したアプリのプロジェクトを承認する必要があります。
プロジェクトがGoogleに確認されている場合はエラーは出ませんが、通常のは以下のような画面遷移を経ないと実行できません。
ログの確認、デバッグ方法など
スクリプト途中のログ吐き出しは、Logger.log(吐き出したいログ) で行います。メニュー>表示>ログ の他、Ctrl+Enterで確認出来ます。
途中で止まるようなスクリプトは、再生マーク横の虫マーク(デバッグ)をクリックすると変数の中身等を見ることができます。
また、メニュー>表示>実行トランスクリプト ではログに明示的に吐き出さなくても実行内容を見ることができます。
スクリプトの定期実行
スクリプトは寝ている間にも実行可能です。まさに究極の働き方改革。定期的に同じ作業を繰り返すような場合、スクリプトを作って定期実行出来ます。
定期実行する場合、スクリプトエディタの時計マークのアイコンをクリックするとダッシュボードのトリガー設定画面が出てきます。右下の新規トリガーを追加からトリガーを追加します。
実行する関数を選び、「イベントのソースを選択」の「時間主導型」を選択し、時間間隔等の設定をして保存します。エラー通知の設定もあります(デフォルトは日時通知)。
実行の結果はダッシュボードの実行数から確認してください。
ライブラリの利用
JavaScriptやGASを使う上で比較的メジャーなライブラリ、Underscoreをライブラリ登録してみます。メニュー>リソース>ライブラリ...をクリックすると、ライブラリ追加画面が出てきます。プロジェクトキーを「Add a library」の欄に入力し、追加をクリックします。
プロジェクトキー:MiC3qjLYVUjCCUQpMqPPTWUF7jOZt2NQ8
バージョン(通常は最新)を選び、IdentifierにClassの名前を登録します。デフォルトでは「underscoreGS」が入力されますが、長いので自分で分かりやすい名前「_gs」を設定します。保存をクリックして登録は終了です。
エディタ画面で _gs.と入力すると、いろんな関数が入力補完機能で出てきます。